『アントマン』 人情味たっぷり！世界最小のスーパーヒーロー誕生 エンドロールのあとにオマケが

【ＬＡ発】空を飛んだり、派手なアクションを繰り広げるだけが、スーパーヒーロー物の醍醐味ではない。ブランド財布コピー 　マーベル・コミックの人気アメコミの映画化作品が続々登場する中、ファン待望の「アントマン」（日本公開１９日）が人気を呼んでいる。 　身長１・５センチ。恐らく世界で最も小さなヒーロー“アントマン”の誕生過程が、父と娘の絆をモチーフに、コミカルに人情味たっぷりに描かれる。アクションファンでなくても十分楽しめる話題作だ。ブランド財布コピー 　９２歳にして今も健在のアメコミ界のドン、漫画作家のスタン・リー。彼が仲間と共に１９６０年代からファンタスティック・フォーに始まり、超人ハルク、マイティ・ソー、Ｘ－メン、スパイダーマンなど人気キャラを次々と生み出し、コミック文化を築いてきた。 　そして、アメリカン・ヒーローたちが協力し合って世界を守るコンセプトで生まれたのが、アイアンマン、キャプテン・アメリカらスター総出演の「アベンジャーズ」。今年は映画化第２弾「アベンジャーズ／エイジ・オブ・ウルトロン」が世界で大ヒットした。 　アントマンも当初はアベンジャーズに登場する案があり、長らく企画が練られ、今回ようやくの映画化実現となった。 　物語は、かつて人を縮小化し強度を増すアントマン・テクノロジーを発明した天才的科学者ハンク・ピム博士を中心に繰り広げられる。博士開発のアントマンスーツを着れば、アリのサイズの強力なヒーローになれるのだ。 　昔、博士を師と仰いだダレン・クロスはテクノロジーを模倣してイエロージャケットのスーツを作り軍事目的に悪用しようとたくらんでいた。危険なダレンと闘うため、ピム博士は元エンジニアで窃盗犯のスコット・ラングに目を付け特訓。スコットはアントマンスーツで、ダレン一味と対決することに－。 　博士を演じるのが今年７０歳のマイケル・ダグラス。４年前に咽頭がんを克服した彼は、気難しい博士役をさすがの存在感で好演している。 　前科のため職もなく、愛娘を前妻と彼女の婚約者に取られたスコット、つまりアントマン役にはポール・ラッドに白羽の矢が。ハンサムだが小柄でカッコはよくないけれど、コミカルな持ち味で人気のポールは、そのカリスマ性で魅了。原案者の英国の俊英エドガー・ライトの後に脚本家として名を連ねている。ブランド財布コピー 　脇役陣も上手い。特にスコットの悪友の窃盗団、メキシコ系のマイケル・ペーニャと、アフリカ系のラッパーのＴ．Ｉ．。彼らのとぼけたおかしさは最高だ。さすが「チアーズ」のコメディーの達人ペイトン・リード監督ならではのマンガチックなユーモアあふれる演出。後半、アリ軍団を率いて闘うアントマンのアクションシーンの特殊効果も見応えがある。 　アントマンは今後「アベンジャーズ」に参戦する予定なので、こちらも大いに楽しみ。エンドロールが終わってもオマケがあるので、席を立たないでね。　（板垣眞理子）ロレックスコピー